FM-Hi 腰痛 神経痛 熊猫堂薬局 シノアバランスを考える


◆FM-Hi 腰痛・神経痛◆2015年02月04日分

◆例年より季節前倒しの感がもありますね。今回は腰痛・神経痛の話。
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 寒いと身体のいろんな場所が痛む方が出てきます。痛みの原因は様々であり、何かにぶつけて痛む外傷性のものとか、自分で思いっきり筋を伸ばしちゃったりしたものとか、血行が悪かったり、免疫性のちょっと厄介な痛みだったり等々様々です。
 痛みが辛い時はみなさんどんな対処をされますか?多分半分位の人は痛くてもただ横になって休んでいると答えると思います。思いきって病院で受診できればまだ楽な症状かもしれません。いつも通ってる整体師さんや針灸院に駆け込むなら痛みに慣れてる方ですね。温泉や健康ランドなどで湯治を行う方もいらっしゃるでしょう。それと湿布貼るって方も多いかな?27.jpg

 で、それらの治療で楽になってくれるとまことに良いのですが、治ったかと思ったらまたぶり返し痛むなんて事が何回か続いたらどうしましょう。
 そんな時の対処の選択肢の一つに漢方薬という手段を憶えて置いて欲しいのです。
 ぶり返す痛みや、慢性的に続く痛みでお困りの方は少なくないでしょう。 痛むキッカケは何かを尋ねると、冷えだったり、疲労であったり、慣れない動きをしたからとか色々ありますが、同じ環境下で同じような行動をした他の人はそんな痛みは訴えて無いとなれば何が原因でしょう

~ちょっとまとめますね。どうすると痛む?~
①冷えると痛む
②風に当たると痛む
③ジメジメ湿気の中にいると痛む
④無理な姿勢や動きをすると痛む

 これらが痛みのキッカケです。「私はいつも冷えると痛む」というのなら、日常生活で出来るだけ冷える場所や、身体が冷える作業、冷たい飲食物などを避ける事が自衛の手段でしょう。出来る限り悪い原因からは距離を置くのが賢明です。
 けど、本当の原因は「痛みを起こし易い患部や体質にある」と考えるとまたちょっと違った視点が生まれます。

◆痛みは内部から?
 患部の筋や骨や、関節が潤いを無くし、ギシギシして柔軟さが失われ、痛みが出易くなってる事も多い。打撲や何かの原因で傷などがあれば痛むのは理解し易いのですが、日常生活で何かの事故や怪我で傷ついた訳でもないのに、患部が脆くなっている状態というのは想像しずらいかもしれません。外見からは何の変哲もないなら尚更です。
 組織に栄養と酸素、そして潤いが不足した状態を、中医学や漢方では血虚(けっきょ)と呼び、それを改善される方法を補血(ほけつ)と呼びます。
 また、骨などの劣化などは腎虚(じんきょ)という体質が引き起こし、改善方法は補腎(ほじん)といいます。
 慢性的な痛みが続いたら、補血補腎を行い、その上で日頃の養生として痛みのキッカケになる冷え、風、湿気などを避けるよう気をつけます。(人によりこのキッカケは異なります。自分の痛みの原因を観察しましょう)

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◆血の流れが悪い訳ではない
 血の流れが遮断されると痛むという仕組みは理解し易いでしょう。指先にきつくゴムを巻くと、痺れたり痛んだりしますよね。患部へ向けての血液供給がストップしたり、抑制がかかれば痛みが生まれます。
 肩凝りや首の筋が凝って血の道が遮断されていたら、強い頭痛がしたり、目の奥に痛みが強く出たりと大変です。その時は血の巡りを改善します。これを漢方では活血(かっけつ)と云います。皆さんこの血の巡りを良くする治療は認識されていると思います。

 一方、血の巡りが悪い訳ではないのに、慢性的に経過する痛みは、組織への栄養と酸素と潤いが慢性的に不足していくのでしょう。こういった状態を血虚と捉えます。
 (※現代医学の貧血と混同し易いのですが、貧血が血液の質が悪い状態(鉄や葉酸などが不足)です。貧血は息が苦しくなったり、動悸が始まったりといった厳しい状態ですので、病院での治療が必要です。一方血虚は、貧血とは異なる概念です)

 血虚体質だと、潤い不足に陥り易く、肌は乾燥し易く、目の乾燥、爪が脆くなりスジが入り易く、動悸、めまい、手足の冷え、女性なら生理不順、生理量不足、生理痛といった症状をきたし易い。
 血虚で痛みを継続して訴える人には、補血を行い、体を弱さをカバーしていきます。一般的な鎮痛剤のように、強い痛みを短時間で改善されるパワーがある漢方薬もあります。それらは必要時に使うのは構いませんが、慢性的に痛みが続くケースは、地味な作業になりますが、補血・補腎により患部を補う事を積極的に行ない患部の弱りを改善する方が重要です。それが叶わないなら、何らかのキッカケでまたすぐ痛みが出るのでしょう。

◆漢方薬を飲んで痛みが改善した方の話
 20代後半の男性が坐骨神経痛と腰痛の相談で来店しました。鎮痛剤をなるべく使わずに漢方薬で痛みを軽減したいとの要望でした。すでに使用している薬品によって体に掛かる負担を懸念しての要望です。補血・補腎をベースに、体の痛みを楽にしたり、余分な水分の停滞を捌いたりする漢方薬を毎日服用して頂きました。30日後、「痛みは楽になっている」との感想で継続します。もう30日後に来店した時には鎮痛剤は不要の段階になっていました。残念ながら本人にお願いした冷え対策の養生は怠っていたようで(正直に答えてくれました)、結果的に毎日の漢方薬の服用だけで二ヶ月で痛みは改善したという事です。
 この方は当初は毎朝起床時ベットから起き上がり着替る際の激烈な痛みに震える日々を過ごされたいたようです。じっと耐えていた毎日から解放され大変喜んでいました(漢方薬が痛みを止めたという事実が、まだ本人ピンときてないみたいでしたが(笑))。
 漢方薬を飲む前は、鎮痛剤の服用でどうにか凌いできてたのでしょう。痛みが酷い時は、痛み止めの注射を受けに病院に通ってもいました。
 今回、植物由来成分の生薬だけで構成された漢方薬が効果をあげてくれました。二ヶ月間かかった地味~~なパフォーマンスに拍手です。なかなか漢方薬を継続服用するのは大変だと思いますが、慢性の痛みに関しては、続けて服用しないと効果が期待できません。その場だけ痛みが止まれば満足ならば、市販の鎮痛剤で対応しましょう。75.jpg




FM・Hiくまねこどう?の音声



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◆2013年12月 年末年始の漢方
2014年01月 受験生の漢方
◆2014年02月 生理痛の漢方
◆2014年03月 五味について
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◆2014年08月 アトピー性皮膚炎①
◆2014年09月 アトピー性皮膚炎②
◆2014年10月 不妊症①
◆2014年11月 不妊症②
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◆2015年01月 受験生対策
◆2015年02月 腰痛 神経痛
◆2015年03月 花粉症
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◆2015年07月 7月梅雨と胃腸
◆2015年08月 湿気と胃腸と夏バテと
◆2015年09月 夏バテと快適睡眠
◆2015年11月 風邪ひき易い
◆2015年11月 風邪ひき易い
◆2015年12月 12月:冷え対策
◆2016年01月 1月:咳の養生
◆2016年02月 2月:鼻水や痰
◆2016年03月 3月:食事の時は
◆2016年04月 4月:新しい環境に適応
◆2016年05月 5月:連休明けて
◆2016年06月 6月:湿気ジメジメ
◆2016年07月 7月:夏は暑くて消化が悪い
◆2016年08月 8月:汗かく時はご用心!
◆2016年09月 9月:夏バテ [ch0]
◆2016年10月 10月:食事と睡眠 [ch0]
◆2016年11月 11月:秋の疲れ [ch0]
◆2017年01月 1月:正月は胃袋もゼロから [ch0]
◆2017年02月 寒いとお腹もおかしくなる
◆2017年03月 花粉症諸々
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